名機テクニクスSL1200復活!2016/01/19 21:05

音楽はCDになってから久しいですが、昔大事にしていたレコードがたくさん眠っています。この頃シニアではレコードを聞くことが流行っているそうです。

我が家にも40年以上前に購入したテクニクスSL1200があります。当時としてはたいへん高価なモータ-で直接回転させるダイレクトドライブ方式のレコードプレーヤーです。ベルトで回転させるものと違って正確で安定していました。重厚な造りは正に高級レコードプレーヤーでした。

ケースは割れ、ずいぶん汚れていました。動かなければ捨てるしかないと思っていました。線をつなぐと電気はつきましたが、回転しません。ターンテーブルを手で回すと申し訳なさそうに弱々しく動き出しました。まるでわが身を見るように「がんばれ」とばかり潤滑油を流しこむと、速く回転しだしました。

体力が落ちてきたわが身と同じSL1200です。先日は真っ暗な中、風呂の電球を替える時に足を滑らせ落ち、割れた電球で手を切ってしまいました。割れた電球は風呂の中に落ち、その日は風呂に入れませんでした。幸い手のひらを少し切っただけでした。もう少しで救急車で運ばれるところでした。

年老いたSL1200も数十年ぶりに動くので、ふらふらして回転が安定しません。毎日、1時間回転させると、33回転できるところまできました。まだよたよたですが、名機SL1200の復活です。


高校時代に衝撃を受けた五輪真弓のセカンドアルバム「風のない世界」。ここからファンになりました。
レコードからすぐにカセットテープに録音して、聞くのはテープだけ。レコードは今でも新品です。


おそるおそるレコードに針をおろすと何んとか音楽として聞こえるようになりました。1972年発売のSL1200は当時自慢のレコードプレーヤーでした。アルバイトしてやっと買いました。もうすぐの寿命まで、レコードからCDに録音しましょう。壊れても昔のレコードが聞けるようにしましょう。

早速、audacityというフリーソフトでパソコンに取り込み、CDに焼くことができました。これから毎日が忙しくなりました。しばらくは昔のレコードを聴きながら、CD作りに励もうと思います。